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- 2025.7.18
HEAT20とは?住宅の断熱性能を高める新基準をわかりやすく解説|後悔しない家づくりのために知っておきたいポイント
HEAT20とは?住宅の断熱性能を高める新基準をわかりやすく解説|後悔しない家づくりのために知っておきたいポイント
これから家を建てようと考えている方にとって、「冬でも暖かく快適な家」は非常に重要なポイントです。特に小さなお子さまがいるご家庭や、共働きで家にいる時間が限られているご夫婦にとって、室内の温熱環境は生活の質に直結します。
そんな中で近年注目されているのが、「HEAT20(ヒートトゥエンティ)」という断熱性能に関する基準です。
「ZEH(ゼッチ)やUA値との違いは?」「HEAT20ってそもそも何のこと?」という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、「HEAT20とは何か」から、住宅選びにおける活用方法、メリット・デメリット、各等級(G1・G2・G3)の違いまで、具体的にわかりやすく解説します。家族が快適に長く暮らせる家を手に入れるために、ぜひ参考にしてください。
1. HEAT20とは?|断熱性能の新たな指標
HEAT20とは、一般社団法人「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会(通称HEAT20)」が提唱している、住宅の断熱性能に関する指標です。従来の省エネ基準よりもさらに高い水準を求め、「快適性」や「健康」「経済性」に配慮した家づくりを目指しています。
この指標は、単にエネルギー消費量を減らすだけではなく、**「冬に室内が底冷えしない」「廊下やトイレとの温度差が少ない」**など、体感的な快適性を重視しているのが特徴です。
2. なぜ今HEAT20が注目されているのか
住宅の断熱性能は、家族の健康や光熱費、そして住宅の資産価値にも影響を与えます。高断熱の住宅はヒートショックのリスクを抑え、エアコン1台で家全体を快適に保つことも可能です。
脱炭素社会を目指す国の方針や、省エネ基準の引き上げにより、2025年以降はHEAT20レベルの性能が“当たり前”になっていく可能性もあります。
3. HEAT20の等級(G1・G2・G3)の違い
HEAT20は、断熱レベルに応じて「G1」「G2」「G3」の3段階に分かれています。
等級 | 概要 | UA値(北海道基準) | 快適性 |
---|---|---|---|
G1 | 現行省エネ基準より少し上 | 0.34以下 | 底冷えしにくい |
G2 | 冬でも素足で快適に過ごせる | 0.28以下 | 高い快適性 |
G3 | 断熱性能の最高峰 | 0.20以下 | 全室同じような温度環境 |
特にG2以上になると、家全体がエアコン1台で快適に保たれるようになり、光熱費の削減効果も高まります。
4. ZEHやUA値との違いと関係性
・**ZEH(ゼッチ)**は「年間の消費エネルギー≒ゼロ」を目指す住宅で、**断熱+創エネ(太陽光発電など)**の組み合わせ。
・UA値は「外皮平均熱貫流率」といって、断熱の効率を示す数値。
・HEAT20は、UA値をベースにしながらも、「室内の温熱環境の快適さ」に着目しています。
つまり、HEAT20はUA値の“体感的な意味”を可視化したものと考えるとわかりやすいでしょう。
5. HEAT20基準の家のメリットとデメリット
【メリット】
・冬でも暖かく、ヒートショックのリスクが低減
・結露が起きにくく、カビやダニの発生を防止
・冷暖房費が大幅に削減できる
・長期的に見た住宅の資産価値が高まる
【デメリット】
・初期費用が高くなりやすい
・HEAT20に対応した施工ノウハウを持つ業者が限られる
・建売住宅では基準を満たしていないケースも多い
6. HEAT20に対応した住宅は高い?コストとの向き合い方
確かにG2以上の基準を満たす家は、建築コストが通常よりも数十万円~100万円以上高くなることがあります。ただし、**毎月の光熱費が5,000円以上安くなることも珍しくなく、10年、20年単位で考えると「コスパの高い家」**になるのです。
また、各自治体では高性能住宅への補助金制度も整備されつつあり、補助金を活用すれば初期費用を抑えることも可能です。
7. どんな人がHEAT20を選ぶべき?ライフスタイル別の最適解
・子育て中の家族: 小さな子どもがはだしで過ごせる快適性は、G2・G3レベルの大きな魅力。
・共働き夫婦(DINKs): 日中は不在でも夜間快適な環境を維持。冷暖房の効率も高く、家計にも優しい。
・親世帯と暮らす家庭: 高齢者がいる家庭ではヒートショックのリスクを避けるためG2以上が推奨。
8. HEAT20基準の住宅はどう見分ける?チェックポイント
・UA値を明示しているか(G2なら地域ごとに0.28以下など)
・熱交換型換気システムの有無
・開口部(窓)の性能:樹脂サッシ+Low-E複層ガラスが基本
・壁・床・屋根の断熱材の厚み
信頼できる住宅会社は、これらの性能情報を丁寧に説明してくれます。
9. HEAT20基準を満たすには?建売と注文住宅の違い
建売住宅では、価格競争の中で断熱性能が犠牲になることがあります。一方、注文住宅であれば、設計段階からG2・G3仕様を組み込むことが可能です。
ただし、近年はHEAT20対応の建売住宅も増えてきており、モデルハウスや販売資料を確認することが大切です。
10. モデルハウスで体験しよう|HEAT20住宅の快適さを実感
言葉では伝わりにくい断熱性能は、モデルハウスで体感するのが一番の近道です。エアコンが稼働していない状態でも「寒くない」と感じられる空間、廊下やトイレでも温度差が少ない快適性を、ぜひ実際にご体験ください。
「HEAT20に対応した住宅にしたいけど、費用面が不安」「うちの地域で補助金はあるの?」という方は、ぜひお気軽に無料相談をご利用ください。
また、モデルハウス見学や資料請求も随時受付中です。
11. まとめ|HEAT20を知れば、後悔しない家づくりができる
HEAT20は、これからの家づくりにおける新しい基準です。単なる省エネだけでなく、「家族が健康で快適に暮らせる」ことを重視したHEAT20基準の住宅は、今後ますますスタンダードになっていくでしょう。
後悔しない家づくりのために、まずは「知ること」から始めてみませんか?
12. LFB新築住宅では
LFB新築住宅では、お客様一人ひとりのニーズに合わせた家づくりをサポートしています。高品質な建材を使用し、耐震性・断熱性に優れた住宅を提供しています。また、充実のアフターサービスで、お客様の安心・安全な暮らしをサポートします。